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カメラタイプ
一眼レフ
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対応マウント
シグマ SA マウント, キヤノン EF マウント, ニコン F マウント
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センサーフォーマット
APS-C
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レンズ構成枚数
15群21枚
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画角
31.7° - 16.2°
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絞り羽根枚数
9枚 (円形絞り)
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最小絞り
F16
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最短撮影距離
95cm
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最大撮影倍率
1:6.7
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フィルターサイズ
φ82mm
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最大径 × 長さ
φ93.5mm × 170.7mm
※長さはレンズ先端からマウント面までの距離です。
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質量
1,490g
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エディションナンバー
A016
レンズ鏡筒に製品が初めて発売された年の下3桁を刻印し、発売年ごとの識別が可能です。
(製造年とは異なるためマウントによっては、発売年とエディションナンバーが一致しないことがあります。) -
価格
シグマ SA マウント:オープンプライス
ニコン F マウント:オープンプライス
キヤノン EF マウント:オープンプライス
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付属品
ケース、花形レンズフード(LH880‒02)、フロントキャップ(LCF-82mm III)、リアキャップ(LCR II)
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対応マウント / 商品コード
シグマ SA マウント:00‒85126‒69356-5
ニコン F マウント:00‒85126‒69355-8
キヤノン EF マウント:販売終了
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カメラ・レンズ対応表
詳細はこちら
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数値はシグマSAマウント用です。
※ APS-Cサイズ相当より大きな撮像素子を持ったデジタル一眼レフカメラ及び、35mm一眼レフカメラ、APSフィルム一眼レフカメラには使用できません。使用された場合、画面にケラレが生じます。
※ 画角は、装着するカメラによって変わります。35mm判換算で、使用するレンズの約1.5倍~1.7倍の焦点距離相当の画角になります。
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「Artラインならではの高画質ズーム」を実現するためのテクノロジー
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FLD、SLDガラス、高屈折率高分散ガラスを採用、収差を徹底的に補正
蛍石と同等の性能を持つFLD(“F” Low Dispersion)ガラス3枚、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス1枚、高屈折率SLDガラス3枚、高屈折率高分散ガラス1枚を最適に配置し、軸上色収差、倍率色収差を徹底的に補正。各群に1枚以上の低分散ガラスを用いることでズーム全域、フォーカス全域で高画質を実現しています。
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新設計の超音波モーターHSMを採用
開放値F1.8と高画質を両立するため、超音波モーターHSMを新開発。HSMの構成見直しとパーツ形状の最適化を図り、従来のHSMより約30%の薄型化を実現しました。この薄型化により、従来では困難であった開放値F1.8と高画質両立を図ったズームレンズが完成しました。
尚、従来のHSMと変わらずAF駆動中でもフォーカスリングを回転させるとマニュアルフォーカスに切り替わる新フルタイムマニュアル機構を搭載。フォーカスモードを切り替えることなく素早いピント調整が可能です。また、別売りのSigma USB DOCKを使用することで、従来のフルタイムマニュアルに切り替えることもできます。※マウントによって、フルタイムマニュアル機構の初期動作が異なります。
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円滑な作動を助ける絞りユニット
絞り径が、Sigmaレンズラインアップの中でもSigma 200-500mm F2.8 /400-1000mm F5.6 EX DGに次いで大きく、今まで以上に、絞りをよりスムーズかつ高速に作動させる必要がありました。そのため、絞り羽根には部品同士の摩擦が少なく、帯電しにくい特殊シート、絞りユニット本体には、フッ素を混合させたポリカーボネートの新素材を採用し、高速連写でもスムーズな絞り駆動を実現しています。ポリカーボネート素材は耐摩耗性にも優れ、耐久性も高めます。
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フレア、ゴーストに配慮した設計
レンズ設計の初期段階からフレア、ゴースト対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。試作段階においては、シミュレーションだけでなく実際に撮影するなど、様々な状況下で評価を行い発生原因を特定し、対策を施しています。さらにスーパーマルチレイヤーコートを採用することで、フレア、ゴーストの発生を抑え、逆光時の撮影においてもコントラストの高い描写を実現しています。
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ズームレンズに必要な高い機動性にも配慮
18-35mm F1.8と同様の操作感を実現。
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インナーフォーカス・インナーズームを採用
動画撮影で使用されることが多いSigma 18-35mm F1.8 DC HSM | Art。このレンズと同時に使用されることを考慮し、レンズ交換しても同じ操作感を実現するため、ズームやフォーカスの感触を同じにする様に配慮しました。
全長の変化しないインナーフォーカス、インナーズーム方式を採用。ズームによる焦点移動にも配慮しました。 -
ホールディングと操作性を考慮した三脚座を採用
手持ち撮影時のホールディング性や操作性を考慮し、三脚座を小型化。無電解ニッケルメッキを施したパーツを使用することで品位・耐久性のある90°毎のクリックストップを実現。縦位置、横位置の切り替えもスムーズに。レンズ携帯時にも負担が掛かりにくい形状です。
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特殊低分散ガラス
光の波長によってガラスの屈折率が異なるため、色ごとに結像点がずれる現象を色収差といいます。望遠系のレンズで強く現れやすく、画質を悪化させる原因となっています。これらの色収差を取り除くため、色による屈折率の差が少ない凸レンズと色による屈折率の差が大きい凹レンズを組み合わせて、軸上色収差を抑えていましたが、それでもわずかな残存色収差=二次スペクトルが残ってしまいました。Sigmaは、従来方式のレンズでは取り除くことができなかった残存色収差=二次スペクトルを徹底的に除去するために、二次スペクトルの補正能力の高い特殊低分散ガラスを多くのレンズ製品に導入し、高性能化を図っています。現在、Sigma独自の特殊低分散ガラスは、ELD(Extraordinary Low Dispersion)ガラス、SLD(Special Low Dispersion) ガラス、FLD(“F” Low Dispersion)ガラスの3種類があります。特にFLDガラスは、分散性が極めて小さく、異常分散性が高い「蛍石」と同等の性能を持つ、透過率に優れた超低分散ガラスです。これらのガラスを効果的に使用、適切なパワー配置により、残存色収差を極限まで補正し、優れた描写性能を実現しています。
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設計コンセプト
新しいレンズラインでは、レンズキャップ、AF/MF切り替えスイッチを一新する等、使用感にこだわりました。内部のパーツには金属や、金属部品と親和性の高い新複合材(*)TSC (Thermally Stable Composite)などを適切に配置し、精度の高い製品を実現しました。レンズ鏡筒には発売された年を刻印し、発売年の判別が可能です。
(*)TSC (Thermally Stable Composite)
アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート。金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献します。 -
円形絞り採用
9枚羽根の円形絞りの採用により、開放付近で円形のボケを楽しむことができます。
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高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント
高い精度と堅牢性を兼ね備えた真鍮製マウントを採用。長期使用に耐えうるよう、表面処理を施して強度を高め、高品質なレンズづくりを実現しました。
レンズ構成図

FLDガラス
SLDガラス
MTFチャート
MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)を、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。
10本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。
*上記MTF性能曲線図は絞り開放時、無限位置でのデータです。
*歪曲補正に対応するミラーレス用レンズでは、横軸はLマウント用レンズをシグマ製Lマウントカメラに装着して歪曲補正を行ったときに相当する像高を示しています。(歪曲補正の効果はマウントやカメラによって異なることがあります。)
*空間周波数は歪曲補正を行う前の像面上での空間周波数を示します。
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空間周波数
S:放射方向
M:同心円方向
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10本/mm
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30本/mm
波動光学的MTF

波動光学的MTF

ディストーション
effective distortion
点線部は理想的なレンズで格子模様を写したイメージ図です。赤線部は実際のレンズで格子模様を写したもので、ディストーションによって、格子模様がどの様に歪むかが読み取れます。
relative distortion
この図は横軸に理想的な像高(画面中心からの距離[mm])をとり、縦軸にディストーションの大きさを示しています。ディストーションの大きさは理想的な像の高さY0に対して、実際の像の高さYがどれだけ伸びているか(または縮んでいるか)で表わされます。
ディストーションの大きさ D[%]=(Y-Y0)/Y0×100
四角いものを撮影すると、ディストーションの値がマイナスの場合膨らんだように写り(たる型ディストーション)、プラスの場合凹んだように写ります(糸巻き型ディストーション)。
ディストーションの値が0に近いほど上記の歪みが自立たなくなります。




周辺光量
周辺光量の見方
図の横軸に像高(画面の中心からの距離mm)を、縦軸に中心の光量を100%としたときの周辺の光量を表示したものです。周辺部の光量が少なすぎると、画面の四隅が暗い写真になってしまいます。
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F1.8
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F4.0
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F8.0



カメラ | SIGMA SD1 Merrll |
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シャッタースピード | 1/1600s |
絞り値 | F1.8 |
ISO感度 | 100 |
焦点距離 | 90mm |
焦点距離
(35mm換算) |
135mm |
撮影者 | 中村 航 |

カメラ | SIGMA SD1 Merrll |
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シャッタースピード | 1/1000s |
絞り値 | F1.8 |
ISO感度 | 100 |
焦点距離 | 100mm |
焦点距離
(35mm換算) |
150mm |
撮影者 | 中村 航 |

カメラ | SIGMA SD1 Merrll |
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シャッタースピード | 1/2500s |
絞り値 | F1.8 |
ISO感度 | 100 |
焦点距離 | 78mm |
焦点距離
(35mm換算) |
117mm |
撮影者 | 中村 航 |
単焦点レベルの画質をカバーする
中望遠ズーム、登場。
開放値F1.8、APS-Cセンサー用ズームレンズ
高性能単焦点レンズと同等の明るさと解像力をもつ、最高レベルの光学性能と表現能力を発揮できるズームレンズを。Artラインの開発指針に照らした挑戦の先駆けが、APS-Cサイズのイメージセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラ用として、世界で初めてズーム全域で開放F値1.8を実現したSigma 18-35mm F1.8 DC HSM|Art でした。そのコンセプトはそのままに、中望遠域をカバーする大口径中望遠ズームとして開発されたのが、この Sigma 50-100mm F1.8 DC HSM|Art です。F2.8のズームレンズより一絞り以上も明るく、背景のボケを生かしたポートレート撮影などに最適な、85mm F1.8、105mm F1.8、135mm F1.8相当(35mm判換算)という、単焦点レンズ3本分以上の焦点域をカバー。「ズームレンズ」の新しい画質基準を確立する一本となることでしょう。